社保支払基金の法人名称変更で医院がやるべきこと

2026年10月1日より、社会保険診療報酬支払基金は「医療情報基盤・診療報酬審査支払機構」へと法人名称を変更されました。

今回の変更では、名称だけでなく、ホームページのアドレスが変更されたほか、オンライン請求システムや特定健診・保健指導システムについても接続先の変更が行われています。

歯科医院様においても、日常的に使用しているシステムへの影響を確認し、必要な再セットアップを進めることが重要です。
本記事では、今回の変更内容と、歯科医院で確認しておきたい対応事項について解説します。


社会保険診療報酬支払基金の法人名称が変更

新組織は、従来の診療報酬の審査・支払業務に加え、医療DXの推進を担う役割を持ちます。

新名称医療情報基盤・診療報酬審査支払機構
略称DX審査支払機構
変更日2026年10月1日

なお、公式案内によると、レセプトや帳票の再発行依頼の提出先、電話番号、地方拠点の住所については変更ありません。

ホームページ・メールマガジンのドメイン変更

法人名称の変更に伴うホームページのURLや各種システムの接続先ドメインの変更があります。

公式ホームページ

旧URLをブックマークしている場合は、新しいURLへの変更をおすすめします。

オンライン請求システムの再セットアップが必要

今回の変更で、歯科医院が特に注意したいのがオンライン請求システムです。
2026年10月5日より、オンライン請求システムの接続先ドメインが変更されています。

※上記は公式案内に記載された接続先です。実際の設定作業では、公式の手順書や利用環境に応じた案内を確認してください。
※上記URLはレセプトオンライン請求用パソコンで開くことができます。

この変更に伴い、対象となるシステムを利用している医療機関では、再セットアップが必要となります。

期限までに必要な対応を完了できるよう、院内で利用状況を確認し、早めに準備を進めましょう。

特に、オンライン請求を毎月のレセプト業務で利用している歯科医院では、担当者任せにせず、院長や事務責任者も対応状況を把握しておくことが大切です。

特定健診・保健指導システムについても、接続先ドメインが変更されています。

こちらは、主に特定健診・保健指導関連の業務で使用するシステムです。

すべての歯科医院で利用しているとは限りませんが、院内で対象システムを利用している場合は、再セットアップが必要です。

利用の有無が分からない場合は、システムの管理担当者やレセコンメーカーなどに確認しておきましょう。

歯科医院が今から確認しておくべきこと

今回の変更にあたり、歯科医院では次の項目を確認しておくことをおすすめします。


□支払基金の新しいホームページをブックマークに登録したか
□メールマガジンの受信設定を確認したか
□オンライン請求システムを利用しているか
□オンライン請求システムの再セットアップ方法を確認したか
□特定健診・保健指導システムを利用しているか
□対象システムの再セットアップ担当者と実施時期を決めたか
□レセコンメーカーからの案内やサポート情報を確認したか


再セットアップの方法は、利用している環境やシステムの構成によって異なる場合があります。

そのため、院内の判断だけで設定を変更するのではなく、公式の手順書やレセコンメーカーの案内を確認したうえで対応することが重要です。

🔎TMP Point

メーカーによっては、再セットアップの手順書を提供したり、無償での対応措置を設けたりすることも考えられます。ただし、対応内容や費用、サポートの対象範囲はメーカーや契約内容によって異なるため、事前の確認が必要です。

医院側で独自に設定変更を進める前に、まずは契約しているレセコンメーカーやシステムの保守担当者に相談してみましょう。

TMPでも、歯科医院のレセプト業務やシステム運用に関するご相談を承っております。

「自院で何を確認すればよいか分からない」「メーカーから案内が届いたが、対応内容を整理したい」など、お困りのことがございましたら、TMPまでお気軽にご相談ください。